今日は牛乳の日。らしい。全然知らなかった。ぎゅう(9)にゅう(2)と読むみたいだ。牛乳や乳製品の業界でかなり長い間、仕事をさせてもらっていたように思うが、今まで聞いたことがなかった。とは言っても全国的にそう呼ばれているわけではなく栃木県の那須塩原市が本州一の生乳生産額を誇り、全国でも有数の酪農の街であることを知ってもらい、牛乳や乳製品により親しみを持ってもらうことが目的で2017年に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録されたようだ。生乳の生産額が那須塩原市が本州では一位。全国ではやはり北海道が一位から三位までを圧倒的に独占しているらしい。全国の生乳生産額の過半を占める年もあるとも言われている。牛乳は熱中症予防にも良いらしいので、少し勉強してみよう。
牛乳といっても種類は6種類もあり、牛乳のパッケージに「牛乳」と記載できるのは【乳脂肪分が3.0%以上:無脂乳固形分が8.0%以上】の成分を含有するもので、使用できる原料は生乳のみで、水や他の材料を混ぜてはならないとされている。「成分無調整牛乳」とも呼ばれることもある。
最近よく見かけるのが「成分調整牛乳」だ。これは【乳脂肪分1.5%以上:無脂乳固形分8.0%以上】のもので生乳から成分(水分、乳脂肪、ミネラル等)の一部を除去したもの。生乳以外のものは加えられていない。生乳を主に遠心分離機にかけ、重さの軽い乳脂肪が分離され、一部が(水分、乳脂肪、ミネラル等)除去され成分が調整される。脂肪分が抑えらていることから、あっさりとした飲み心地で、健康を意識する方には選ばれることもある。このカットされた乳脂肪分は、バターや生クリームの製造に使用され、それらを販売することで利益を得ることができるため、成分無調整牛乳よりも少し安価で提供されている。
「低脂肪牛乳」これも生乳以外のものは加えられず、生乳から脂肪分等の一部を除去したもので【乳脂肪分0.5%以上1.5%以下:無脂乳固形分8.0%以上】のもの。この「低脂肪牛乳」の脂肪分等のカット方法も遠心分離機にかけて乳脂肪等の一部を取り除き、乳脂肪分を規格値内の0.5%以上1.5%以下に調整され、その除去された一部分はバターや生クリームの製造に使用されるため成分無調整牛乳より少し安価で提供されている。あっさりとした飲み心地で脂肪の摂取を気にする方に選ばれている。
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